最初の病院【 2004年10月4日 】市内の医療センターの外科を受診。 触診・エコーの結果ではなんともいえない。 その病院にはマンモグラフィーがなく、MRI診断をすることに。 【 2004年10月6日 】 MRI。 トンネルの中で寝ているだけで、体の輪切りの画像を撮ってくれる。 胸の画像をとりたいので、うつ伏せになり、胸の下にドーナツ型のクッションを敷いて、胸の形をくずさないようにする。 強い磁力で体の中の水素イオンのどうたらこうたら…詳しいことは知らな~い。 被爆のないのがメリットだとか。 終わるまで動いてはいけないのがツライ。 患者をリラックスさせるため、音楽が流れている。 平井堅の「瞳をとじて」だ。 映画は見てないけど、曲は好き。 いい感じで聞いてたら、突然ビーーーッという大きな音。 続いて、ゴウンゴウンゴウンという、これまた大きな音。 「ちょっと大きな音がしますよ~」と言われてはいたが、あんなに大きな音だとは思わなかった。 磁力を使っているせいか、背中がポカポカして気持ちがいい。 すっと機械の音がしているわけではない。 ゆったりとした音楽、ぽかぽかの背中…い~い気持ち~… と思ってたら、またビーーーッ! 思わずビクッてなりそう。 いい気持ちとビクッを繰り返しつつ、検査は終了。 結果は1週間後だってさ。 【 2004年10月13日 】 MRIの結果を聞きにいった。 先生は「良性でしょう」って。 ホッとした~…。 大きさは2cmほど。 取ってもいいし、取らなくてもいい。 ただ、万一のこともあるので、取ることにした。 手術は局所麻酔でできるから、日帰りできますよって。 手術は11月5日に決まった。 その日、ダンナにしこりのことを言った。 黙ってたことを怒られたけど、「良性でよかったね」って。 …病理検査の結果が出ないと、100%良性とはいえないけどね。 【 2004年11月5日 】 手術の日。 30分~1時間で終わるらしい。 手術着に着替えて、手術室へ。 麻酔を打たれて、手術開始。 痛みはないけれど、感覚はあるので、なんか引っ張られたり押さえたりされてるのがわかる。 手術もほぼ終わり、後は縫合… 痛い。 「痛いです」と言ったら、「あ、麻酔切れてきたんやね。もうすぐ終わるから」って。 だから痛いんだってば! なんとか縫合が終わり、手術は終了した。 …痛い。 胸がズキズキする。 歩くと振動で痛い。 無事に家まで帰れるだろうか…(自転車で来ていた) 【 2004年11月11日 】 抜糸。 病理検査の結果も返ってきてるらしい。 先生「病理の結果返ってきてますよ~。え~と・・・」といいつつカルテをめくって 先生「残念なんですが…」 私 「ガンですが」 先生「そうです」 万が一のことも考えてはいたが、ショック。 一通りの説明は受けた。 しこりの周りに残っているであろうガン細胞と、リンパ節を切除して、放射線療法をおこなう。。 リンパ節への転移の結果によっては抗がん剤やホルモン療法ということだった。 セカンドオピニオンもうけることにした。 前々から、ガンと診断されたら、頭を抱えて「ガ~ン!」って言おうと思っていた私。 このときも言おうかどうしようか迷ったんだけど とてもそんな雰囲気じゃなく、言えなかったよ。 後になって、言っておけばよかったとちょっと後悔(笑) 次へ> |